スマートデバイスが普及し、便利なスマートフォンアプリを業務に利用する例が増えている。その1つとして、注目されているのが「LINE」に代表されるメッセンジャーアプリだ。手軽にコミュニケーションを取れることから、外出の多い営業担当者を中心に利用が広がっている。
[caption id="attachment_905" align="alignnone" width="601"] スマートフォンからの「コミュニケーション」カテゴリ別利用率(出典:ニールセン)[/caption]
インスタントメッセンジャー自体は、従来からPCでも広く利用されているコミュニケーションツール。 電話のようにキーボードから手を離す必要がなく、それでいてメールよりも即時性が高いことから、作業を進めながら気軽に会話でき、内容を記録しておくこともできる。
これらが現代の個人向けメッセンジャーアプリと大きく異なるのは、コミュニケーションが社内LANに限られていたという点だ。外部に持ち出しが可能で、統制を採ることが困難なスマートデバイスに比べれば、ずっと安全に利用できる。
個人向けメッセンジャーアプリの大半は、企業で利用するための十分なセキュリティ機能が搭載されているとは言えない。2016年には、マイナンバー制度が本格的に開始され、どのような業態の企業でも重要度の高い個人情報を管理する義務が課せられる。個人向けメッセンジャーアプリは、重大な損害を招く情報漏洩ルートになりうることに注意したい。
ジランソフトの提供する「DirectCloud-TALK」(以下、TALK)は、オンラインストレージサービス「DirectCloud-BOX」(以下、BOX)のオプションとして利用できる企業向けメッセンジャーである。企業ユースに適した高い安全性を実現しつつ、セキュアなオンラインストレージ「DirectCloud-BOX」上のファイルを共有でき、利便性と、安全性を両立しつつ、誰にでも使いやすいインターフェイスを採用したサービスとなっている。
さらに、ログ検査、アクセス権設定、デバイス制限などの管理機能も充実しており、ビジネス用途としての必須機能を実装している。